ひとりで学ぶハングル

文法

変則用言

ㅂ変則活用

  1. ○語幹末のパッチムが「ㅂ」の場合、語幹から「ㅂ」をとって「워요」をつける
    語幹-ㅂ+워요
    • 굽다(焼く) → 구워요
    • 눕다(横たわる) → 누워요
    • 깁다(繕う) → 기워요
    • 가깝다(近い) → 가까워요
    • 고맙다(ありがたい) → 고마워요
    • 괴롭다(つらい) → 괴로워요
    • 더럽다(汚い) → 더러워요
    • 맵다(辛い) → 매워요
    • 무겁다(重い) → 무거워요
    • 가볍다(軽い) → 가벼워요
    • 밉다(憎い) → 미워요
    • 쉽다(易しい) → 쉬워요
    • 어렵다(難しい) → 어려워요
    • 덥다(暑い) → 더워요
    • 춥다(寒い) → 추워요
  2. ○語幹末が陽母音で終わっている用言のうち、以下の活用はこのふたつのみ。
    語幹-ㅂ+와요
    • 돕다(助ける) → 도와요
    • 곱다(きれいだ) → 고와요
  3. 規則的な活用をするもののほうがむしろ少ないので、こちらを例外として覚えておくほうがよい。
    語幹+ㅏ요/ㅓ요
    • 좁다(狭い) → 좁아요
    • 굽다(曲がっている) → 굽어요
    • 수줍다(内気だ) → 수줍어요
    • 꼽다(指折り数える) → 꼽아요
    • 뽑다(選ぶ) → 뽑아요
    • 잡다(つかむ) → 잡아요
    • 씹다(噛む) → 씹어요
    • 업다(背負う) → 업어요
    • 접다(折りたたむ) → 접어요
    • 집다(つまむ) → 집어요

ㅎ変則活用

  1. ○語幹が「ㅎ」で終わる形容詞のほとんどが不規則な活用をする。語幹末のパッチム「ㅎ」が落ち、母音と「ㅏ/ㅓ」が一緒になって「ㅐ」となる。
    語幹-ㅎ-母音+ㅐ요
    • 빨갛다(赤い) → 빨개요
    • 파랗다(青い) → 파래요
    • 노랗다(黄色い) → 노래요
    • 하얗다(白い) → 하애요
    • 까맣다(黒い) → 까매요
    • 이렇다(こうだ) → 이래요
    • 그렇다(そうだ) → 그래요
    • 저렇다(ああだ) → 저래요
    • 어떻다(どうだ) → 어때요
    • 커다랗다(とても大きい) → 커다래요
    • 기다랗다(とても長い) → 기다개요
    • 동그랗다(丸い) → 동그개요
    • 부옇다(白く濁っている) → 부얘요
  2. 規則的な活用をする形容詞はひとつだけ。
    • 좋다(良い) → 좋아요
  3. 動詞はすべて規則的な活用
    • 낳다(生む) → 낳아요
    • 넣다(入れる) → 넣어요
    • 놓다(置く) → 놓아요
    • 닿다(触れる) → 닿아요
    • 빻다(粉を挽く) → 빻아요
    • 쌓다(積む) → 쌓아요
    • 찧다(穀物を搗く) → 찧어요

르変則活用

○語幹が「ㅡ」で終わっているもののうち、「르」で終わるものについては別の活用をする。
復習:아프다 ⇒ 「ㅡ」を取って「ㅡ」の前の母音と調和するよう「아요」をつける ⇒ 「아파다」
「르」で終わるものは「ㅡ」を取りさらに「ㄹ」を足す。
例:오르다
語幹末の母音「ㅡ」を取った「오ㄹ」に「ㄹ」を足して「올ㄹ」。陽母音か陰母音かは「르」の前の母音で判定する。「오」が陽母音なので「ㅏ요」を付け、「올라요[オルラヨ]」となる。

○語幹末が「르」であるものでも、르変則の活用をせず、아파다のような으変則活用するものもある。

  1. 語幹-ㅡ+ㄹ+ㅏ요/ㅓ요
    • 부르다(呼ぶ) → 불러요
    • 자르다(切る) → 잘라요
    • 나르다(運ぶ) → 날라요
    • 고르다(選ぶ) → 골라요
    • 흐르다(流れる) → 흘러요
    • 누르다(押す) → 눌러요
    • 마르다(乾く) → 말라요
    • 다르다(違う) → 달라요
    • 빠르다(速い) → 빨라요
    • 서두르다(急ぐ) → 서둘러요
    • 게으르다(怠けている) → 게을러요
  2. 르語幹だが変則ではない語
    • 따르다(従う) → 따라요
    • 치르다(支払う) → 치러요
    • 들르다(立ち寄る) → 들러요

ㄷ変則活用

動詞のみ。語幹末のパッチム「ㄷ」の後に母音が続くと「ㄷ」が「ㄹ」に変わる場合がある。
例:「듣다」に「ㅓ요」をつける。
「듣다」の語幹「듣」のパッチム「ㄷ」を「ㄹ」に変えて「들」、陰母音なので「어요」をつけ、「들어요」となる。

語幹-ㄷ+ㄹ+ㅏ요/ㅓ요

語幹末が「ㄷ」の動詞でも、規則的な活用をするものもある。
同音異義語で活用の仕方の違うものが存在するので注意する。

語幹+ㅏ요/ㅓ요

語幹末がㄹパッチムで規則的に活用する語と아요/어요形が同じになってしまうことがある。

ㅅ変則活用

ひとつの形容詞と数個の動詞のみ。
例:낫다
後に母音が続くと「ㅅ」が脱落する。語幹の母音は陽母音なので「ㅏ요」をつけて「나아요」となる。

語幹-ㅅ+ㅏ요/ㅓ요

語幹末が「ㅅ」でも規則活用するものが多い

語幹+ㅏ요/ㅓ요